第一話
1 名前: 第一話
投稿日: 2006/01/09(月) 20:32:02.16 ID:Ix2QXtM60
第一話 あるスレとの出会い
ブーンは今日も一人でネットをしている.寂しいのか,独り言も多い.
( ^ω^) 「今日も暇だお,VIPでも見るお.」
「ん?これは何だお???」
↓
: VIP警察 (816) 26: ............................. (5) 28:
携帯から見れるエロ動画をうpするスレ 29: 宿題に一切手付
けてない奴ちょっとこい (16) 30: エロな奴、リレーラジオしようぜ!251 (885) 31:
大型トラック乗りいたらちょっと来てく
れ
( ^ω^) 「きっと糞スレだお,見てみるお!」
「・・・・・・・・・・・・」
出来るかな?
6 名前: 第一話
投稿日: 2006/01/09(月) 20:37:50.42 ID:Ix2QXtM60
1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/09/13(月) 00:00:00
げ ぐ あ”あ”アアアアア嗚呼ああああああああああああああああああ
どぇらsdfがfkgじょjgklj:;kl たスkeテ
2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/13(月) 00:00:01
daム mいzuに ああダレもこ な
いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい あiつが
す亜dfskljlkjglsjlfkjldjgぁsjfjk
bえてワアアアアアアアアアアアアアアアアアア
3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/13(月) 00:00:02
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/13(月) 00:23:06 ID:ysqC41GO0
おもろいか?
5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/13(月) 00:23:07
いま カラ おく る
7 名前: 第一話
投稿日: 2006/01/09(月) 20:38:32.26 ID:Ix2QXtM60
( ^ω^) 「うはwwwきめえwwwwww」
ん?1〜3と5にIDがでてないお? どういうことだお?
今から送る?」
ぴちゃ・・・・ぴちゃ・・・・・・ぴちゃ・・・・・・・・・・・・・・・・
不気味な音とともに,携帯が光りだす.
( ^ω^) 「何だお?この音?
携帯にメールが着てるお・・・・.おかしいお,携帯から音がしたお.
着信はVIP STARに設定しているはずだお.
・・・嫌なタイミングだお.
8 名前: 第一話
投稿日: 2006/01/09(月) 20:39:26.33 ID:Ix2QXtM60
件名:
本文:残り日数 6日
( ^ω^) 「・・・・・・・・・・・・・・.何のことだお????」
送信者も表示されてないお.」
何故かこの時,携帯の画面に吸い込まれそうな違和感を感じた.
( ^ω^) 「キモいお.削除するお.」
操作しようとした時,もう一度携帯の画面が光りだす.
I wanna be a vip star 〜♪
( ^ω^) 「ドクオからだお.」
ブーンは電話にでた.
9 名前: 第一話
投稿日: 2006/01/09(月) 20:40:07.67 ID:Ix2QXtM60
('A`) 「よう,ブーン.」
( ^ω^) 「どうしたんだお,ドクオ.」
('A`) 「いやさ,本文に残り日数7日ってだけ書いてある変なメール着てさぁ.」
着信音も変なんだ.
漏れ友達いないから,メアド知ってるのブーンだけじゃん?
ひょっとして,ブーンなら知ってるかと思って.」
( ^ω^) 「ブーンは知らないお.
・・・ひょっとして,ドクオもVIPで意味不明な糞スレ見てたんじゃないかお?」
('A`) 「! 何で知ってんだ?」
(;^ω^) 「ブーンの所にも来たお.」
ここで二人の間に沈黙が訪れた.
不安感がふつふつと湧き上がってくる.後6日で何があるというのだろう?
10 名前: 第一話
投稿日: 2006/01/09(月) 20:40:32.43 ID:Ix2QXtM60
(;^ω^) 「きっと,ただの嫌がらせだお!」
('∀`) 「そ,そうだな.スレとは無関係で,ただの新手の迷惑メールだよな.
夜遅くメールして悪かったな,また明日な!」
(;^ω^) 「そうだお,そろそろ寝るお.おやすみだお.」
電話は切れる.再び暗い部屋は,パソコンの音しかしなくなった.
先ほどのスレをもう一度探してみたが,もう既にDatの海へと消えていた.
( 'ω`)「せっかく,気分良く寝ようとしたのに台無しだお.
明日からまた学校で馬鹿にされるから,せめて今だけでも気分良くなりたかったお・・・.」
翌日から再開される苦痛の日常がブーンの胸を締め付ける.
また,中々寝付けない夜になりそうだ・・・.
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