第十話

685 名前: 第十話 投稿日: 2006/01/13(金) 23:43:23.44 ID:FSfq7YlL0

第十話 ショボン

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夢の中で,男が立っている.

(@Σ@#) 「・・・.」

( ^ω^) 「お前,誰だお?」

Σ(@Σ@#)「おい!DQNだよ!」

( ^ω^) 「・・・.」

(@Σ@#) 「・・・.」

( ^ω^) 「こんな顔だったかお?」

(@Σ@#) 「てめえ!クラスメイトだろうが!」

686 名前:
第十話 投稿日: 2006/01/13(金) 23:43:54.45 ID:FSfq7YlL0

( ^ω^) 「まあ,いいお.
      DQN,どうしたんだお?」


男は,ブーンを蹴りつける.

( ^ω^) 「いたいお!
      何するんだお!」

(@Σ@#) 「うるせえ!
      なんで,俺だけ死ななきゃならねえんだよ?」

男の後ろに,少女が現れた.

ξ゚听)ξ「あら,まだいたの?」

(@Σ@#) 「ちっ!
      この悪魔め!」

男は消えた.

689 名前:
第十話 投稿日: 2006/01/13(金) 23:45:29.43 ID:FSfq7YlL0

( ^ω^) 「ツン! 会いたかったお!」

ξ゚听)ξ「ブーン・・・.
      結構,知ってしまったわね.」

( ^ω^) 「ツンはやはり,津理子の人格の1つなのかお?」

ξ--)ξ「・・・.」

( ^ω^) 「・・・ブーンは,ツンが何者でもいいお.
      ツンさえ,いてくれたら.
      でも,ドクオとショボンは助けたいんだお.」

ξ--)ξ「・・・そうよ.」

( ^ω^) 「・・・聞かれるのは,辛いかお?」

ξ゚ー゚)ξ「んーん,ありがとう.ブーン.
      アタシの喋れることなら,何でも話すわ.」

690 名前:
第十話 投稿日: 2006/01/13(金) 23:46:45.39 ID:FSfq7YlL0

( ^ω^) 「ドクオとショボンを助ける方法が知りたいお.」

ξ゚听)ξ「ブーンは?」

( ^ω^) 「ブーンは,死んだっていいお.
      ツンがいれば,どうなったって.」

ξ--)ξ「ブーン・・・.
      アタシが,怖くないの?
      何でも考えてることわかっちゃうし,
      殺そうとしているのだって,アタシかもしれない.」

( ^ω^) 「何度もいわせるなお.」

ξ;;)ξ「・・・.ぶぅん・・・.
      ふえぇぇぇぇん.」

少女は泣き出した.

691 名前:
第十話 投稿日: 2006/01/13(金) 23:47:45.71 ID:FSfq7YlL0

(;^ω^) 「な,なんで泣くんだお?」

ξ;;)ξ「あんたのせい ょう.ばかぁ.」

しゅん,しゅん.
鼻をすする音がする.

ξ;;)ξ「は゛な゛が・・・.」

( ^ω^) 「落ち着いたかお?」

ξ;ー;)ξ「大丈夫.落ち着いたわ.
      ・・・助かる方法だけど?」
     
( ^ω^) 「わかるのかお?」

ξ^ー^)ξ「わからない.」

695 名前:
第十話 投稿日: 2006/01/13(金) 23:50:00.63 ID:FSfq7YlL0

(;^ω^) (そんな,笑顔で・・・)

ξ゚ー゚)ξ「アタシたち津理子の間で,共通に持たない記憶も多いの.
      それに,今アタシたちは,ある人格に制御を受けているの.」

( ^ω^) 「ある人格?」

ξ^ー^)ξ「それもわからない.」

(;^ω^) 「・・・.」

697 名前:
第十話 投稿日: 2006/01/13(金) 23:51:17.42 ID:FSfq7YlL0

ξ゚ー゚)ξ「アタシが交流がある人格は,須磨子だけ.
      須磨子は,アタシのお母さん.
      津理子とも昔はあったけど.」

(;^ω^) 「おかあさん?ISHって奴じゃないのかお?」

ξ゚ー゚)ξ「もちろん,感じがってことよ.
      それと,須磨子はISHじゃないわよ?」

(;^ω^) 「え?違うのかお?」

ξ゚ー゚)ξ「出井先生が言ってたわ.
      ISHは,保護人格の1種類みたいな感じ?
      須磨子は,ISHって奴とは違うっぽいって.」

(;^ω^) (・・・きっと,作者が勘違いしたんだお)

699 名前:
第十話 投稿日: 2006/01/13(金) 23:53:47.91 ID:FSfq7YlL0

( ^ω^) 「ちょっと,ショックなことを聞くかもしれないお.
      ひょっとして,
      制御をしている奴って,ツンから生まれた「化け物」って奴じゃないかお?」

ξ゚听)ξ「あdsfjgヵほあうぇうfそdpjljklds.」

(;^ω^) 「え・・・?」

ξ゚ー゚)ξ「ごめん,言えないみたい?
ブーンのいうソイツについては,言えないみたい.
      ま,今の制御でわかったわね.
      制御してるのもソイツね.」

( ^ω^) 「・・・.あんまり,「化け物」は頭が良くないようだお.」

705 名前:
第十話 投稿日: 2006/01/13(金) 23:56:40.26 ID:FSfq7YlL0

ξ゚ー゚)ξ「何か聞きたいこと,他にある?」

(;^ω^) 「うーん.須磨子は,何をしているお?

ξ゚ー゚)ξ「須磨子なら,ショボンに憑いてるわよ.」

Σ( ^ω^)「ショボンに!?
      ショボンと話しているのは,「化け物」じゃなかったのかお?」

ξ゚ー゚)ξ「えっ,「広場」でそう聞いたんだけど.」

( ^ω^) 「広場?」

ξ゚ー゚)ξ「アタシたち交代人格が,コミュニケーションとる所.」

707 名前:
第十話 投稿日: 2006/01/13(金) 23:57:34.28 ID:FSfq7YlL0

( ^ω^) 「ドクオには誰が憑いてるの?」

ξ゚ー゚)ξ「わからない.」

( ^ω^) 「なんか,他にあったっけ・・・?
      あ,そうだお,
      この事件の被害者って,ブーンたちだけなのかお?」

ξ゚ー゚)ξ「他にもいると思う.
      アタシが憑いてるのはブーンだけだけど.
      須磨子も,ショボンとDQNだけ.」

( ^ω^) 「なんで,ブーンたちが選ばれたのかお?」

ξ゚ー゚)ξ「それは・・・.」

ξ--)ξ「多分,アタシたち交代人格が気になった者が選ばれたんだと思う.」

( ^ω^) 「気になった?」

ξ--)ξ「アタシたちは,スレから閲覧者達を観察してたの.
      アタシは,同じように苛められていたブーンが気になったの.
      そして,憑いた.
      須磨子は,・・・ショボンやDQNが逆に,嫌いだったみたい.」

( ^ω^) 「嫌いなのに?」

ξ--)ξ「須磨子,恨んでるみたい.」

708 名前:
第十話 投稿日: 2006/01/13(金) 23:58:31.46 ID:FSfq7YlL0

ξ゚ー゚)ξ「まだある?」

(;^ω^) 「一番,聞きたくないことを聞くお.
      ツンは,ツンは,51年前,どうなったんだお?」

ξ--)ξ「ああ,あれね・・・.
      アイツが生まれたのは確かなんだけど.
良く覚えてないんだ.気がついたらこうなってたの.」

( ^ω^) 「こう?」

ξ゚ー゚)ξ「体が無く,人には見えないけど自由に動けるの.
      人格間で最早,バラバラ.
      他の人間とのコミュニケーションは,夢でならとれる.」

709 名前:
第十話 投稿日: 2006/01/13(金) 23:59:40.19 ID:FSfq7YlL0

( ^ω^) 「うーん.まだ何かあったかなあ?」

ξ゚ー゚)ξ「まだあるの??」

( ^ω^) 「須磨子にあったら,ショボンを助けるよう協力して,
      と頼んで欲しいお.」

ξ^ー^)ξ「わかった,わかった.
      まだ,ある???」

(;^ω^) 「うーん,多分,もうないお.」

710 名前:
第十話 投稿日: 2006/01/14(土) 00:00:25.92 ID:yKUkKwpC0

ξ^ー^)ξ「えへへへへ,ブーン!」

少女は,ブーンに抱きついてきた.

(;^ω^) 「ちょwwwおまwwwキャラ変わりすぎ!」

ξ^ー^)ξ「いいのーー.」

( ^ω^) 「ぶひひひひ.」

ξ^ー^)ξ「ちょっとー,きもいわよー?
      いひひひひ.」




ξ????)ξ「あら,傷の舐めあい?」

突然,声が掛けられ,ツンは飛び上がった.

717 名前:
第十話 投稿日: 2006/01/14(土) 00:03:25.83 ID:yKUkKwpC0

ξ゚听)ξ「だ,誰よ.アンタ!」

ξ゚听)ξ 「ふふふ.」

ツンと瓜二つの子がいる.
しかし,何処と無く悪意が感じられる.

新しく来たツンが口を開く.
ξ゚听)ξ 「あんた,ツンね?」

ツン
ξ゚听)ξ「そ,そうよ?
      質問に答えなさいよ!
      あんた,誰?」

718 名前:
第十話 投稿日: 2006/01/14(土) 00:04:05.43 ID:yKUkKwpC0

新しく来たツン
ξ゚听)ξ 「さーね?教えてあげない.」

( ^ω^) 「お前,「化け物」かお?」

「化け物」?
ξ゚听)ξ「さあね?そうかもね.」

( ^ω^) 「何をしに来たのかお?」

「化け物」?
ξ゚听)ξ「今回はね,ただの挨拶.
      ソロソロ,彼が来そうだから行くわ.」

新しく来た少女は,また消えた.

720 名前:
第十話 投稿日: 2006/01/14(土) 00:05:09.79 ID:yKUkKwpC0

ツン
ξ゚听)ξ「何だったの? 誰だろう?」

(;^ω^) 「正直,頭がパンクしそうだお.」

元からいた少女は,ブーンの左腕に腕を絡め,左肩に頭を置いた.

( ^ω^) 「ツン.」

ξ^ー^)ξ「ぶーん.」

ブーンの位置から,少女の顔は見えない.

少女は俯き,ブーンに聞こえない声でささやいた.

721 名前:
第十話 投稿日: 2006/01/14(土) 00:05:46.50 ID:yKUkKwpC0

ねえ,ブーン.本当に−−−−−−−−−−











−−−−−−−−−−死んでくれる?????

---------------------------------------------------------------------

737 名前:
第十話 投稿日: 2006/01/14(土) 00:11:40.23 ID:yKUkKwpC0

現の世界.
ドクオは布団で天井を見る.

('A`)  「寝れねえ・・・.」

('A`)  「・・・.」

('A`)  「羊が一匹・・・羊が二匹・・・

---------
---------
('A`)  「羊が百四匹・・・

(´・ω・`)「ショボンが百五匹・・・

('A`) 「・・・
    ・・・
    ショボンが百六匹・・・
    ・・・
    ショボンが百七匹・・・

・・・

・・・うーん

ZZZZZZ

(´・ω・`)「にやり.」

742 名前:
第十話 投稿日: 2006/01/14(土) 00:15:02.87 ID:yKUkKwpC0

---------------------------------------------------------------------
・・・

('A`)  「ん?夢かな?」

そこで,

ドクオは


恐ろしい気配を感じ,




振り返った.

744 名前:
第十話 投稿日: 2006/01/14(土) 00:15:58.26 ID:yKUkKwpC0

(´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)´・ ω・`)
(´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)
(´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)
(´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)
(´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)
(´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)
(´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)
(´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)
(´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)
(´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)
(´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)
(´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)
(´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)
(´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)
(´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)
(´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)
(´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)
(´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)
(´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)
(´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)
(´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)´・ω・`)
(´・ω・`)´・ω・`)

「「「「「「「「「「ドクオー.」」」」」」」」」」

(;'A`)  「ぎゃぁ嗚呼アアアアああああああああああああああああ!!」

748 名前:
第十話 投稿日: 2006/01/14(土) 00:17:29.90 ID:yKUkKwpC0

ξ;゚听)ξ 「・・・なんて夢みてんのよ?」


(゚д゚ )

( ゚д゚)

( ゚д゚ ) 

755 名前:
第十話 投稿日: 2006/01/14(土) 00:19:56.14 ID:yKUkKwpC0

ξ゚听)ξ 「こっちみんなwwwww」


恐ろしい気配は消えた.

Σ(;'A`) 「あ,誰・・・?」

ξ゚听)ξ 「さーねー.」

(;'A`)  「ツン? 「化け物」?」

ξ゚听)ξ 「教えなーい.」

(;'A`)  「ひ,ヒントくれ!?」

ξ゚听)ξ 「馴れ合いウザスwww
      別に,私が誰なんて,どうでもいいわ.
      それより,あんたにどうしても,
      会いたいって奴がいるのよ.」

(;'A`)  「えっ・・・?
      俺に?」

男が現れた.

757 名前:
第十話 投稿日: 2006/01/14(土) 00:21:21.35 ID:yKUkKwpC0

(@Σ@#) 「・・・.」

(;'A`)  「・・・.
      ・・・.
      ・・・.
      DQN?」

(@Σ@#) 「遅えよ!」

760 名前:
第十話 投稿日: 2006/01/14(土) 00:23:09.20 ID:yKUkKwpC0

('A`)   「DQNか.
      ごめん,DQNが居なくなるまで俺,本気にしてなかったんだ.」

(@Σ@#) 「・・・いーんだよ!
      お前は悪くねえよ.
      
      ・・・俺,お前に謝りにきたんだ.」

('A`)   「え?」

(@Σ@#) 「お前がブーンを庇った時,いつも殴ってただろ?
      わりぃ.」

('A`)   「どうしたんだよ,急に.」

761 名前:
第十話 投稿日: 2006/01/14(土) 00:23:45.09 ID:yKUkKwpC0

(@Σ@#) 「・・・俺が死んだ時,心配してくれたのお前だけだったから.

      ブーンの奴は,俺の事なんかどうでも良かった.
      まあ,苛めてたから,当然だけどな.

      ショボンさんなんて,
      俺は事実かどうかを確かめる道具としてみてた・・・.」

('A`)   「・・・.」

(@Σ@#) 「俺は,お前にだけは死んで欲しくねえ.
      俺が死んだ時のこと,お前に伝える.
      ヒントにしてくれ.」

('A`)   「DQN・・・.」

763 名前:
第十話 投稿日: 2006/01/14(土) 00:24:14.15 ID:yKUkKwpC0

(@Σ@#) 「俺,最後にトイレに行ったよな.
      ドアを開けて,廊下に一歩踏み出したはずだった.

      でも,気がついたら,山村ダムの底に沈んだ山村家にいたんだ.

      隣には,俺があのスレを見た夜に一回だけ出てきたババアだった.」
      
('A`)   「ばばあというと,須磨子か?
      それとも「化け物」?」

(@Σ@#) 「俺には,須磨子と名乗った.
      「何で殺すんだ?」と聞いた.

      ババアは,「あたしは殺さないよ」って言った.
      「じゃあ,何で俺をここに?」と聞いた

      ババアは,
      「ツンが気に入ってる子がいるからね.
       あんたをここで「化け物」に殺させることでヒントにする」
      と言った.」

('A`)   「ヒンロ?」

765 名前:
第十話 投稿日: 2006/01/14(土) 00:25:21.12 ID:yKUkKwpC0

(@Σ@#) 「ああ.
      それで,お前らも山村家に来ただろ?

      俺はその後,ショボンさんに言われて外せなかったものを
      ババアに取られ,山村家の屋根の上に放置された.

      そして,しばらくしたら来たんだ.」

(;'A`)  「な,何が?」

(@Σ@#) 「凄ぇ,まぶいスケ.
      俺が今まであった中で,一番可愛かった.」

(;'A`)  「良かったな.」

766 名前:
第十話 投稿日: 2006/01/14(土) 00:25:59.48 ID:yKUkKwpC0

(@Σ@#) 「良くねえよ.
      そいつは,俺にキスしてきたんだ.」

(;'A`)  「良かったな.」
      
(@Σ@#) 「綺麗な顔に見とれて,正直抵抗できなかった.
      舌を入れてきた.」

('A`)   「ウツダ・・・シノウ.」

(@Σ@#) 「そしたら,口の中に変な液体が入ってきた.」

('A`)   「変な液体?」

(@Σ@#) 「ドーピング・コンソメスープだ.」

775 名前:
第十話 投稿日: 2006/01/14(土) 00:28:55.79 ID:yKUkKwpC0

(;'A`) 「えっ?」

(@Σ@#) 「たぶん,ただの水.
      それが,どんどん俺の体内に入ってきた.
      女の体の何処に,その量の水があったのか.

      俺は,水の無い所で溺れ死んだのさ.」
    
(;'A`) 「抵抗,出来なかったのか?」

778 名前:
第十話 投稿日: 2006/01/14(土) 00:29:50.03 ID:yKUkKwpC0

(@Σ@#) 「力が入らなかったんだ.
      昔,親父に刺されたときに麻酔したことがあるんだけど,
      麻酔の時に似てるかも.全身がそうなった.

      ・・・死んで,気がついたら今みたいになってた.
      俺は,死んだんだなって暫くして気がついたよ.」

('A`)   「そうか・・・.」

(@Σ@#) 「後は,お前らの知ってる通りだよ.」

('A`)   「・・・.その・・・.」

782 名前:
第十話 投稿日: 2006/01/14(土) 00:31:40.16 ID:yKUkKwpC0

('A`)   「・・・.その・・・.」

(@Σ@#) 「何も言うなよ.
      いいんだ.

      手掛かりは,きっと水に関係ある所にあると思う.
      水に,強い怨念のようなものを
      死んでからも感じた.」

(;'A`) 「ダム自体が,水に関係あると思うが.」

(@Σ@#) 「んー,多分,ダムの底に沈む前から関係がある
      所って,なかった?
      わかんねえかなあ.      

      ・・・最後に,忠告する.
      ツンにも気をつけろ.」

(;'A`) 「えっ? ツンに?」

(@Σ@#) 「ああ.
      探ってて思った.
      アイツに,悪意はないが.
      ・・・危険だ.」

('A`) 「わかった.
      ブーンに伝えとくよ.」

785 名前:
第十話 投稿日: 2006/01/14(土) 00:32:46.45 ID:yKUkKwpC0

(@Σ@#) 「さて,そろそろ俺は逝くよ.」

('A`)   「そうか・・・.
      せめて,成仏してくれ.」

(@Σ@#) 「・・・ドクオ,俺の妹,頼めないか?」

('A`)   「妹?」

(@Σ@#) 「ああ,ちょっと心配なんだ.
      体,あんまり強くなくて. 
      親父に,何されるかもわかんねえし.     

      俺,つるむ奴は多いけど,
      信用できる奴はあまりいないんだよな.」

('A`)   「わかった.まかせろ.」

(@Σ@#) 「すまねえ・・・本当にすまねえ!」

男は消えた.

787 名前:
第十話 投稿日: 2006/01/14(土) 00:33:48.07 ID:yKUkKwpC0

ξ゚听)ξ 「終わったみたいね.
      じゃあ,今日も始まるわよー♪」

(;'A`) 「えーーーーー!?」

ξ゚听)ξ 「がんばってねえー(はあと」

何かが近寄ってくる気配がする.

あの,

いつもの,

嫌らしい気配だ.

(;'A`) 「ぎゃあああああ!」

ξ゚听)ξ (全く,抑えててあげたんだから,感謝して欲しいわ.)

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789 名前:
第十話 投稿日: 2006/01/14(土) 00:34:48.74 ID:yKUkKwpC0

ドクオが寝て,しばらくしてから.

(´・ω・`)(寝れない・・・.)

ショボンは起き上がり,一人ダムへ向かった.

用意していた懐中電灯を持ち,ダムの底へ降りる斜面を下る.

見通しが悪い.

(´・ω・`)「ぐあ・・・」

ショボンは,足を滑らせる.

そして,頭を打って,気を失った.




831 名前:
第十話 投稿日: 2006/01/14(土) 00:51:28.11 ID:yKUkKwpC0




---------------------------------------------------------------------

(´・ω・`)「ん・・・?」

(´・ω・`)「どうやら,頭を打って,
      気を失ったようだね.」

中年女が現れる.

832 名前:
第十話 投稿日: 2006/01/14(土) 00:52:09.03 ID:yKUkKwpC0

ξ´_ゝ`)ξ「やっと来たか.」

(´・ω・`)「ち,来たか・・・津理子,「化け物」め.」
     (ん?顔変わった?)

ξ´_ゝ`)ξ「ご挨拶ね・・・.

       ツンに言われたの.
       あんたを助けてくれってね?」

(´・ω・`)「なんだと?何を考えている?
      お前はツンから生まれた「化け物」だろ?
      ツンもやはり,そっち側だったか?」

ξ´_ゝ`)ξ「くくく,何勘違いしてんのよ?
      私は須磨子よ?
      可愛い,可愛いツンの,母親.」

833 名前:
第十話 投稿日: 2006/01/14(土) 00:53:05.46 ID:yKUkKwpC0

(´・ω・`)「母親だと? 
      いい加減にしろよ.
      俺たちに,何故付きまとう?」

ξ´_ゝ`)ξ「あんたらが嫌いだからよ.
      ・・・正確には,あんたとDQNがね.
      可愛いツンをあそこまで追い詰めたあいつ等に,
      あんた達は似ているからね.」

(´・ω・`)「知らんがな.
      そんな理由で,俺達を殺すのか?」

ξ´_ゝ`)ξ「私は,何もしないよ.
      殺すのは,「化け物」さ.」

(´・ω・`)「本当に,違うのか?」

ξ´_ゝ`)ξ「ああ.あのスレを見たものは皆死ぬ.
      私達が憑いていようが,いまいが,関係ない.」

834 名前:
第十話 投稿日: 2006/01/14(土) 00:53:37.22 ID:yKUkKwpC0

(´・ω・`)「そうか・・・?
      助けとは?」

ξ´_ゝ`)ξ「ブーンが,ツンに頼んだのさ.
      ヒントをあげるよ.」

(´・ω・`)「それを聞けば,俺は助かるのか?」

ξ´_ゝ`)ξ「知らないよ.
       あんた次第じゃないか?」

(´・ω・`)「そうか・・・.
      早速,教えてくれ.」

ξ´_ゝ`)ξ「体を捜しな.」

(´・ω・`)「体?」

ξ´_ゝ`)ξ「・・・それから,あんたに会いたがってる男がいる.」



男が現れる.

836 名前:
第十話 投稿日: 2006/01/14(土) 00:54:11.69 ID:yKUkKwpC0

(@Σ@#) 「ショボンさん・・・.」

(´・ω・`)「誰?」

839 名前:
第十話 投稿日: 2006/01/14(土) 00:56:25.20 ID:yKUkKwpC0

(@Σ@#) 「ちょ,DQNっす.」

(´・ω・`)「ああ,そうだったね.
      君の事は,残念だった.」

(@Σ@#) 「・・・.」

(´・ω・`)「でも,それより今は,解決法だ.
      時間が無い.
      僕はまだ,死ぬわけにはいけない.」

(@Σ@#) 「そうっすね・・・.
      日本で一番の男になるって,決めてるんですもんね.」

841 名前:
第十話 投稿日: 2006/01/14(土) 00:57:14.49 ID:yKUkKwpC0

(@Σ@#) 「・・・.」

(@Σ@#) 「・・・.
      俺,もう逝きます.
      ドクオに,俺の身に起きた事は伝えてあります.
      合流して,解決してください.」

(´・ω・`)「ああ.
      さあ,須磨子,体とは,お前の体の事か?
      何処にあるんだ?
      言え!」

ξ´_ゝ`)ξ(醜い・・・.
      この二人,本当に似ている.
      ツンを追い詰めたあいつらに,似ている.
      こいつら皆,みんな・・・





      ・・・・・死ねばいい.)

男と女は消えた.

(´・ω・`)「まて,須磨子!
      須磨子ーーーーーーーーーーーー!」

---------------------------------------------------------------------

843 名前:
第十話 投稿日: 2006/01/14(土) 00:59:40.15 ID:yKUkKwpC0

・・・場面は宿に戻る.

ドクオは,目を覚ました.

(;'A`) 「もう,止めてくれえええ・・・.」

Σ('A`) 「はっ・・・!」

('A`)   「今夜も生き延びたか.」

ドクオは,辺りを見回す.

ショボンがいない.

('A`)   「ショボン?
      ショボン!!!」

ドクオは急いで辺りを捜す.
しかし,見つからない.

844 名前:
第十話 投稿日: 2006/01/14(土) 01:00:32.32 ID:yKUkKwpC0

('A`)   「ブーン,起きろ!
      ショボンがいない!」

( -ω-) 「・・・.」

('A`)   「ブーン!」

返事が無い.ただの屍のようだ.

854 名前:
第十話 投稿日: 2006/01/14(土) 01:03:11.44 ID:yKUkKwpC0

('A`)   「ブーン?」

ブーンはグッタリと動かない.

寝ているときと感触が異なり,
力が感じられない.

体が,冷たくなっている.

(;'A`) 「うわあああ!
      ぶーん! ぶーん!
      どういう事だよ!?
      まだ,時間は残ってるだろう!?」

857 名前:
第十話 投稿日: 2006/01/14(土) 01:04:22.84 ID:yKUkKwpC0

ドクオは,急いで医者を呼ぶ.

すぐに,医者が来た.
ブーンは病院に運ばれる.

(〇дO)「完全に昏睡状態に陥っています.
     頭部に外傷は見られませんねえ.
     重度の感染症にかかったか,
     薬物の中毒反応か・・・?

     何か,心あたりありませんか?」
     
(;'A`) 「ありません.昨日まで,健康そのものでした!」

(〇дO)「うーん,ここの病院の設備ではわかりませんねえ.
     規模の大きな病院に移送しましょう.
     君達の近くの病院と言えば・・・
     野々村病院にしますか.
     腫瘤が脳に出来ている可能性もあるし.

     患者の家族とは,連絡つきます?
     できたら,お願いしたいのですが.」

(;'A`) 「はい!伝えます!」

861 名前:
第十話 投稿日: 2006/01/14(土) 01:05:30.36 ID:yKUkKwpC0

(〇дO)「君も行くかい?」

(;'A`) 「はい!
     ・・・・いや,ごめんなさい.
     僕には,まだする事が・・・.」

(〇дO)「そうか・・・.じゃあ,連絡頼むよ.」

(;'A`) 「先生!
     お願いです.ブーンは,大事な友達なんです.
     助けてください・・・.」

(〇дO)「・・・全力を尽くすよ.」

ドクオは,

山村ダムへ走りながら,ブーンの家族に電話を掛けた.

862 名前:
第十話 投稿日: 2006/01/14(土) 01:06:40.26 ID:yKUkKwpC0

(;'A`) 「あの,ドクオです!
     ブーン君のお宅ですか?」

(´3`) 「ああ,そうだが.
      ブーンの父です.
      ドクオ君か,ブーンがいつもお世話になっています.」

(;'A`) 「あの,ブーンが,ブーンが,
     こん睡状態になってるんです.
     今,そちらの近くの
     野々村病院に向かっている所です!」

(´3`) 「なんだって!
     そうか.
     チッ,あいつめ.
     人様に迷惑ばかりかけおって.

     わかった.
     ありがとう,ドクオ君.
     それではね.」

(;'A`) 「ブーン・・・.
     親父さん,相変わらず冷たいな.

     ・・・ショボン!」

865 名前:
第十話 投稿日: 2006/01/14(土) 01:08:37.86 ID:yKUkKwpC0

ドクオは走る.

何ら確証はないのだが,

迷うことなく

山村ダムに向かった.

昨日,ダムの底までおりた坂道を下る.

・・・ショボンだ!!

ショボンが,倒れてた!

(;'A`) 「おい,ショボン!
     ショボン!」

871 名前:
第十話 投稿日: 2006/01/14(土) 01:11:45.61 ID:yKUkKwpC0

(´-ω・`)「うっ・・・.」

(;'A`) 「ショボン・・・
     良かった,生きてたか.
     大丈夫か?」

(´-ω・`)「ここは,そうか・・・
     僕は,足を滑らして.
     ああ,手も,足も動く.
     吐き気もないみたいだし,
     大丈夫だよ.」

(;'A`) 「ブーンが,
     ブーンが意識不明に!」

(´・ω・`)「なんだって!
     まだ,残り時間は余裕のはずだろう?」

(;'A`) 「うん.
     あのスレとは関係ないのかも・・・.」

872 名前:
第十話 投稿日: 2006/01/14(土) 01:12:49.90 ID:yKUkKwpC0

(´・ω・`)「そうか・・・.
     ブーンも心配だが,それよりもまず,呪いを解こう.
     須磨子がいうには,
     津理子の体を捜せば,呪いを解く鍵になるらしい.」

(;'A`) 「お,おう.
     そうだな.
     呪いを解かなきゃ,どうせ皆死んじまうしな.
     さすが,冷静だな.ショボンは.」

(´・ω・`)「・・・.
     夢の中で,DQNにあった.
     DQNは,ドクオに自分にあった事を語ったと言っていた.
     話してくれないかい?」

(;'A`) 「ああ・・・.」

ドクオは,ショボンに夢の中の話を説明した.

874 名前:
第十話 投稿日: 2006/01/14(土) 01:13:18.13 ID:yKUkKwpC0





(´・ω・`)「水のある所・・・?
     ダムに沈む前に?」

('A`)   「ああ,DQNはそういってた.」

(´・ω・`)「DQNの言うことだからな,信用できるかな?」

875 名前:
第十話 投稿日: 2006/01/14(土) 01:14:07.34 ID:yKUkKwpC0

('A`)   「・・・俺は信じるぜ!

      男が! 命を! 燃やし尽くして!

      伝えてきた! 言葉だ!

      例え! アイツが!

      DQNだったとしても!



      俺は,水が関係ありそうな場所を探す.」

(;´・ω・`)「わ,わかった.」

877 名前:
第十話 投稿日: 2006/01/14(土) 01:16:44.49 ID:yKUkKwpC0

('A`)   「でも,心当たりがないんだよな.」

('A`)   「池とか,あったっけ?
      ・・・山村家の風呂?

      ・・・.」

878 名前:
第十話 投稿日: 2006/01/14(土) 01:17:59.08 ID:yKUkKwpC0

(´・ω・`)「ドクオ君って,本当にエッチね.
      嫌い!」

(;'A`) 「・・・.」

881 名前:
第十話 投稿日: 2006/01/14(土) 01:19:08.28 ID:yKUkKwpC0

(´・ω・`)(確か・・・
---------
「第七話 山村家の秘密」より抜粋

門から屋敷へと向かう.

( ^ω^) 「途中に,井戸があるお.」
(´・ω・`)「そうだな.」

---------

あれか!)

('A`)   「どうした?何か,心当たりあった?」

(´・ω・`)「第七話だよ! ドクオ!
     もしかして,井戸じゃないか?」

(;'A`) 「第七話????」

884 名前:
第十話 投稿日: 2006/01/14(土) 01:22:38.31 ID:yKUkKwpC0

(´・ω・`)「ほら,いってみよう!」

ドクオとショボンは,山村家まで泳ぐ.

井戸の前に来た.

直径1mほどの浅井戸だ.

蓋が閉められている.


(´・ω・`)「開けるよ?」

ショボンが,井戸の蓋をずらし,落とす.

井戸の水は,地面の辺りまで来ている.

(´・ω・`)「どうやって調べようか?」

(;'A`) 「流石に,ダムの底だしなあ.
      水が引いてない・・・.
      かき出せる量じゃないし・・・.
      潜る?
      そもそも,本当にこことは限らないし.」

885 名前:
第十話 投稿日: 2006/01/14(土) 01:24:05.48 ID:yKUkKwpC0

ドクオは,井戸の中に,ロープが垂れていることに気がつく.

何気に,引っ張り出した.

ロープの先には,バケツが付いている.

その中には・・・

(;'A`) 「ぎゃああああああああ!!!111!!!!1!.」

人間の,とても古い骨らしいものが入っていた.

886 名前:
第十話 投稿日: 2006/01/14(土) 01:24:58.33 ID:yKUkKwpC0

(;'A`) 「しょ,ショボン・・・.」

(´・ω・`)「津理子の,死体だろう・・・.
     これを,全部取り出して,弔えばいいのかな・・・?」

(;'A`) 「これ,骨が折れる作業だぜ.」

(´・ω・`)「そうだね・・・.」

(´・ω・`)「・・・.
     大丈夫だ!
     ここで,ショボン家に代々伝わる秘伝の潜水術をお見せしよう!
     見よ! この美しい肉体から繰り出される華麗な技を!」

893 名前:
第十話 投稿日: 2006/01/14(土) 01:27:27.09 ID:yKUkKwpC0

(;'A`) 「そうか,がんがれ.」

(´・ω・`)「・・・.
     ドクオ君,最近冷たいよ?
     どうしちゃったの?
     酷いよう.」

('A`) 「体技:スルーを会得した.」

(´・ω・`)「把握した.」

895 名前:
第十話 投稿日: 2006/01/14(土) 01:29:40.40 ID:yKUkKwpC0

ショボンは実際に,潜水は得意のようだった.

井戸の深さも余り深くは無かったようで,

着実に集まってきた.

(´・ω・`)「人間の体の骨が,たしか200個くらいだよね.
      頭の骨以外は,集まったかな?」

(;'A`) 「頭の骨かあ・・・.
     でも,一番でかそうなのにな.
     どこいったのかな?」

(´・ω・`)「流石にちょっと,疲れた.
     次,ドクオに頼むよ.」

(;'A`) 「え・・・?俺・・・?
     わ・・・わかった.」

896 名前:
第十話 投稿日: 2006/01/14(土) 01:30:46.12 ID:yKUkKwpC0

ドクオは,井戸の中に飛び込む.

華麗な技も何もあったものじゃなく,

直径1m程度なので,壁伝いに潜っていく.

左足に空間が現れた.

(;'A`) (穴が開いてるのか?)

左手を穴に引っ掛け,さらに潜ろうとした.

突然,穴の中から手を掴れる.

901 名前:
第十話 投稿日: 2006/01/14(土) 01:32:35.27 ID:yKUkKwpC0

(;'A`) 「ぶくぶくぶく,がぼがぼ!」

奥に引き込まれ,

何か丸い物体に当たる.
二つの穴に手がかかった.

手は離れた.

(;'A`) 「ぶくぶくぶく,がぼがぼ!」

    (見つけた・・・!)

905 名前:
第十話 投稿日: 2006/01/14(土) 01:33:44.63 ID:yKUkKwpC0

ドクオは,頭の骨を片手に井戸からあがった.

(´・ω・`)「これで,全部みたいだね.」

ショボンは,自分の鞄の荷物をすて,骨を入れた.

(;'A`) 「よく,入れられるなあ?」

(´・ω・`)「しょうがないよ.」

907 名前:
第十話 投稿日: 2006/01/14(土) 01:34:31.73 ID:yKUkKwpC0

二人は,現 山村村の中心地に帰ってきた.

('A`)  「出井さんに見せよう.」

(´・ω・`)「・・・そうだね.彼女と親しかった,唯一の人物みたいだし.」

二人は,出井の所へ向かった.

ブーンの友達と打ち明け,
説明は全て今はいないブーンに押し付けた.

ブーンが倒れていることは,秘密にした.

908 名前:
第十話 投稿日: 2006/01/14(土) 01:36:15.35 ID:yKUkKwpC0

(#゚;;-゚) 「・・・コレガ, ツリコ・・・.」

(,,゚Д゚) 「出井ばあちゃん・・・.」

(*゚ー゚)  「オバアチャン.」

(#゚;;-゚) 「ソウカ, ミツケテヤッテクレテ アリガトウネ.
      イッショニ トムラオウ・・・.」

ドクオ,ショボン,出井,擬古および椎は,警察に届け出た.

津理子を弔った.


(´・ω・`)「・・・これで,呪いは解けたんだろうか?」

('A`)  「・・・.」

909 名前:
第十話 投稿日: 2006/01/14(土) 01:36:46.00 ID:yKUkKwpC0

時間は,もう遅い.

やれる事は,やったはずだ.

須磨子に言われた事は.

ショボンの心に,引っかかる.


(´・ω・`)「もう,時間も遅い.」

('A`)  「しょぼん・・・.」

(´・ω・`)「ドクオ・・・,
      僕は,死ねない.
      まだ,死ねないんだよ!」

突然,ショボンは走り出した.

911 名前:
第十話 投稿日: 2006/01/14(土) 01:38:32.51 ID:yKUkKwpC0

突然,ショボンは走り出した.

ドクオは吃驚して,追いかける.

ショボンは,もう一度 旧 山村村に向かっているようだ.

(;'A`) 「はぁ,はぁ,はぁ・・・.」

ドクオは,ショボンにかなり遅れ,山村家玄関に着いた.

ショボンは,井戸の前にいた.








913 名前:
第十話 投稿日: 2006/01/14(土) 01:39:16.29 ID:yKUkKwpC0








(´・ω・`)「ドクオ・・・,僕は,もう・・・.」

ショボンは,井戸の中に入る.

(;'A`) 「しょぼん!!!」

ドクオは,慌てて井戸の前に来る.

・・・
      
誰かが入ったとは思えないくらい,

水面は静かに揺れていた.


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