第十一話
9 名前: 第十一話
投稿日: 2006/01/14(土) 20:12:01.86 ID:8JbZHXTR0
第十一話 家族
('A`) 「・・・ショボン.」
ショボンは,周囲のどこを捜しても見つからなかった.
携帯に電話しても,もちろんつながらない.
・・・
ドクオは野々村病院に向かった.
・・・
タクシー代,やばい.
11 名前: 第十一話
投稿日: 2006/01/14(土) 20:12:39.37 ID:8JbZHXTR0
(´3`)「ドクオ君か.」
('A`) 「はい.ブーンの容態はどうですか?」
(´3`)「ブーンが、いつも迷惑掛けて申し訳ない.
こいつが、何で山村村でこん睡状態になってたか、
教えてもらえないか.」
('A`) 「迷惑なんて、掛けられてないですよ.
僕ら,学校の課題でダムについてのレポートを考えてたんです.
調査に時間がかかって,宿に泊まりました.
そして,朝起きたらこんな事に.」
(´3`)「そうか・・・.
酒とかを飲んでいたわけじゃ無いんだよね?」
('A`) 「ええ.」
(´3`)「正直,ブーンには手を焼いていてね.
こいつの考えることは良く分らないんだよ.
周囲に,迷惑ばかり掛けて.
おかしな奴だ.」
12 名前: 第十一話
投稿日: 2006/01/14(土) 20:13:34.13 ID:8JbZHXTR0
('A`) 「おとうさん,ブーンはそんな奴じゃありません.」
(´3`)「・・・.」
('A`) 「ブーンは,いい奴です.
僕の,大事な友達なんです.」
(´3`)「・・・.
そうか,君と僕とでは考え方が違うようだ.
・・・.
私は,明日仕事があるからもう帰るよ.
妻と娘は,もう暫く病室にいるはずだ.」
ドクオは,ブーンの眠る病室に入る.
13 名前: 第十一話
投稿日: 2006/01/14(土) 20:14:50.77 ID:8JbZHXTR0
( ‘ω‘)「ドクオ君ね.」
J( 'ω`)し 「お久しぶり,ドクオ君.」
('A`) 「お久しぶりです.ブーンはどうですか?」
J( 'ω`)し 「見てみてよ,ドクオ君・・・.綺麗だろ?
これで死んでるんだぜ.
嘘みたいだよな?」
( ‘ω‘)「母さん,生きてるから.」
(;'A`) (笑えねえ・・・)
17 名前: 第十一話
投稿日: 2006/01/14(土) 20:17:03.04 ID:8JbZHXTR0
( ‘ω‘)「母さん,そろそろ帰ろう?」
J( 'ω`)し 「そうね.着替えを取りに行かないと.
ドクオ君はどうする?」
('A`) 「しばらく,ここに居たいんですけど.」
J( 'ω`)し 「私,30分後にもう一回来るわ.
それまで,ブーンを頼めるかしら?」
('A`) 「ええ.任せてください.」
ブーンの母と姉は病室から出て行った.
18 名前: 第十一話
投稿日: 2006/01/14(土) 20:17:46.03 ID:8JbZHXTR0
('A`) 「・・・ブーンどうしちゃったんだよ?
ツンのせいなのか?」
('A`) 「・・・ブーン.」
ブーンは,眠っている.
19 名前: 第十一話
投稿日: 2006/01/14(土) 20:18:14.91 ID:8JbZHXTR0
携帯がなった.
・・・ぴちょん
またか.
あの,嫌らしい音.
件名:
本文:残り日数 3日
('A`) 「俺は,あと3日だな.」
('A`) 「ブーンは,あと二日か.」
('A`) 「・・・.
疲れたよ・・・.」
20 名前: 第十一話
投稿日: 2006/01/14(土) 20:19:47.07 ID:8JbZHXTR0
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現ではないどこか.
( -ω-) 「・・・.」
ξ^ー^)ξ「ブーン.」
少女は,ブーンを抱きしめている.
ブーンは動かない.
しかし,少女の顔は幸せそのものだった.
ブーンの顔に,頬ずりをしている.
・・・
21 名前: 第十一話
投稿日: 2006/01/14(土) 20:22:11.28 ID:8JbZHXTR0
良く似た少女がもう一人現れる.
二人目の少女
ξ゚听)ξ 「あんた,何やってんの?」
ツン
ξ゚−゚)ξ 「また来たの?
・・・見て分らない?
邪魔しないで.」
二人目の少女
ξ゚听)ξ 「わかんないわよ.
抱き枕が欲しいなら,そこらへんで買って来なさいよ.
幾らでも売ってるわ.」
23 名前: 第十一話
投稿日: 2006/01/14(土) 20:23:53.96 ID:8JbZHXTR0
ツン
ξ゚−゚)ξ 「馬鹿ね.ブーンだからいいの.」
二人目の少女
ξ゚听)ξ 「あんた,バカァ?
そんな奴のどこがいいの?」
ツン
ξ゚−゚)ξ 「見てよ.可愛いじゃない.
アタシのこと,大事って言ってくれたし.
一緒に居たいって,言ってくれた.」
二人目の少女
ξ゚听)ξ 「・・・それじゃあ,なんでそんな事したの?」
ツン
ξ^ー^)ξ 「馬鹿ね.
こうしたら,一緒に居られるじゃない.」
二人目の少女
ξ゚听)ξ 「狂ってるわね.
好きな男に,幸せになってもらいたいと思わないの?」
24 名前: 第十一話
投稿日: 2006/01/14(土) 20:25:23.13 ID:8JbZHXTR0
ツン
ξ゚−゚)ξ 「ブーンは,私とこうしていることが幸せなの.
考えてよ.
彼,苛められてる.
家族からも,蔑まされてる.
アタシに似てるわ.
アタシだけが,彼のことを分ってあげられるの.
ブーンは苦しまずに死んで,アタシと一緒にいるのが幸せなの.」
二人目の少女
ξ゚听)ξ 「やっぱり,傷の舐めあいしたいだけじゃない.
いい加減にしなさいよ.
彼は生きてるのよ?
心配してくれる,いい友達だって居る.
勝手に殺して,いいと思ってるの?」
25 名前: 第十一話
投稿日: 2006/01/14(土) 20:26:18.31 ID:8JbZHXTR0
ツン
ξ゚−゚)ξ 「ブーンは,死んでもいいっていったもん!」
二人目の少女
ξ゚听)ξ 「もう一回,起こしてみれば?
貴方を殺すから,一緒に居てくださいって.
死んでも,一緒に居たい?
実際に殺されそうになったら,
どんな風に言うか,見ものよね.」
ツン
ξ゚听)ξ 「うるさい!
さっきから,あんた何よ?
鬱陶しいわね!
一体,あんた誰?」
二人目の少女
ξ゚听)ξ 「あたし?
あたしは・・・
・・・「名無し」よ.」
26 名前: 第十一話
投稿日: 2006/01/14(土) 20:26:57.24 ID:8JbZHXTR0
ツン
ξ゚听)ξ 「・・・あんたが,須磨子がいってた?」
名無し
ξ゚听)ξ 「そうよ.
あんただけが,苦労してるなんて思わないで!
父親に犯された記憶を持ってるのは!
私なんだからね!」
ツン
ξ゚听)ξ 「・・・父親に犯された?」
名無し
ξ゚听)ξ 「あんた,知らなかったの?
須磨子には言ったのに.」
ツン
ξ゚听)ξ 「・・・.」
27 名前: 第十一話
投稿日: 2006/01/14(土) 20:27:25.94 ID:8JbZHXTR0
名無し
ξ゚听)ξ 「・・・私のことは,どうでもいいわ.
あんたは,自分の事を考えてなさい.
あんたがやってる事は,自分の仲間を増やそうとしているだけ.
前も言ったけど,ただの傷の舐め合いよ!」
「名無し」と名乗った少女は消えた.
ツン
ξ゚听)ξ 「・・・.
ブーン,アタシ,間違ってる?
一緒に居たいだけなのに.
ずっと,ずっと.」
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28 名前: 第十一話
投稿日: 2006/01/14(土) 20:28:08.48 ID:8JbZHXTR0
ドクオは,ブーンの横で呆然としている.
病室に,近づいている足音がする.
J( 'ω`)し「ドクオ君,保守ありがとうね?」
(;'A`) 「保守?」
J( 'ω`)し「そろそろ,ドクオ君も帰りなさい.」
(;'A`) 「はあ.わかりました.
ブーンを宜しくお願いします.」
('A`) 「はあ.正直,これからどうするかなあ.
さっぱりわかんね.」
('A`) 「今日は,帰って寝よう.
・・・疲れた.」
ドクオは帰宅する.
29 名前: 第十一話
投稿日: 2006/01/14(土) 20:29:31.93 ID:8JbZHXTR0
家では,泣いているドクオの母親と,それをなだめる叔母が居た.
('A`) 「ただいま.」
(‘∀‘) 「あ,ドクオ君.」
('A`) 「ありがとうございます,叔母さん.
今は母さんは,咲みたいですね.」
(‘∀‘) 「そうよ.」
J( ;ー;)し 「ドクオお兄ちゃん・・・.」
('A`) 「咲ちゃん,
どうしたの?
寝れないの?」
J( ;ー;)し 「咲ちゃんね,嫌な夢みたの.」
('A`) 「どうしたの?
お犬さんに,追いかけられたの?」
J( ;ー;)し 「ドクオお兄ちゃんが,死ぬ夢・・・.」
30 名前: 第十一話
投稿日: 2006/01/14(土) 20:32:34.27 ID:8JbZHXTR0
(;'A`) 「えっ・・・?」
J( ;ー;)し 「ドクオお兄ちゃん,気をつけて.
死んじゃ嫌だよ!」
(;'A`) 「大丈夫だよ,お兄ちゃんは死なないから.」
J( ;ー;)し 「本当? 良かった・・・.」
ドクオの母親は,眠りについた.
31 名前: 第十一話
投稿日: 2006/01/14(土) 20:33:16.56 ID:8JbZHXTR0
(‘∀‘) 「お疲れ様.
レポートは進んだの?」
(;'A`) 「あ,はい・・・.
(嘘付いててごめん,叔母さん)
(‘∀‘) 「最近の高校生は大変ね.
そんなレポートがあるなんて.」
('A`) 「まあ,普通の授業よりは楽しいっすよ.」
(‘∀‘) 「ドクオ君のご飯くらい,冷蔵庫にあるから.
食べて?
私,ちょっと帰りたい.」
('A`) 「あ,ありがとうございます.
今日は,もういいですよ.
明日から,また暫く頼むかもしれないっすけど.」
ドクオの叔母さんは,出て行った.
32 名前: 第十一話
投稿日: 2006/01/14(土) 20:33:48.19 ID:8JbZHXTR0
ドクオは,母親が寝ているのを確認して,
夕飯をとり,風呂に入った.
('A`) 「ブーンは,ショボンは,どうしたんだろう?
ショボン,死んでしまったのかなあ.
ショボンの家族に,なんて伝えよう.」
('A`) 「DQNの家族にも会いに行かないと.」
('A`) 「どうしよ.」
('A`) 「呪いの解き方,わかんねえし.
身辺整理するしかねえかな.」
('A`) 「ウツダ・・・シノウ.」
ドクオは,眠った.
33 名前: 第十一話
投稿日: 2006/01/14(土) 20:34:27.88 ID:8JbZHXTR0
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('A`) 「あ・・・.」
ξ゚听)ξ 「あら? 来たのね.」
('A`) 「そろそろ,君が何者か教えてください.」
ξ゚听)ξ 「・・・.私は,「名無し」よ.」
('A`) 「君の目的は?」
名無し
ξ゚听)ξ 「津理子を助けたいの.」
('A`) 「津理子??
あー,基本人格,
津理子に最初から居た人格?」
34 名前: 第十一話
投稿日: 2006/01/14(土) 20:35:10.55 ID:8JbZHXTR0
名無し
ξ゚听)ξ 「そう.
私は,津理子が強くならないと,
1つになれないの.
あのキチガイ・・・,ツンもそう.
彼女らが辛いトラウマを克服できる,
強さを持って欲しい.
だから私は,ドクオに憑いた.
そして,津理子に教えてるの.」
(;'A`) 「ツン?
そうだ! ブーンは?」
名無し
ξ゚听)ξ 「ブーンは,キチガイ女の餌食になってるわ.」
(;'A`) 「・・・助けたい.」
35 名前: 第十一話
投稿日: 2006/01/14(土) 20:35:47.86 ID:8JbZHXTR0
名無し
ξ゚听)ξ 「・・・.
ツンの力は強いから・・・.
私が説得試みてるんだけど.」
(;'A`) 「俺に出来ることは?」
名無し
ξ゚听)ξ 「・・・.」
(;'A`) 「・・・俺に憑いたってのも分らないんだけど.
あんたは,俺にしか憑いてないの?」
名無し
ξ゚听)ξ 「基本的にはね.
私達,交代人格だったものは,
あのスレから自分の気になる人を探ってたの.
ツンなら,同じ境遇のブーン.
須磨子は,ツンを追い込んだあいつ等に似ているショボンとDQN.
私は,あんたに.」
(;'A`) 「強さなら,ショボンに憑けばいいのに.」
36 名前: 第十一話
投稿日: 2006/01/14(土) 20:36:30.29 ID:8JbZHXTR0
名無し
ξ゚听)ξ 「ショボン・・・.
彼は,強くあろうとしていた.
そして,焦ってた.
でも,彼は心が強いとは思わなかったわ.
あなたは,出井先生に似てる.
周りを思いやる強さがある.」
(;'A`) 「・・・.
そうは思えないけど.
聞きたくないけど,ショボンは?」
名無し
ξ゚听)ξ 「ショボンは・・・
・・・残念ながら,分らなくなった.
多分,死んだ・・・?」
(*'A`) 「多分・・・?
ひょっとして,生きてるのかもしれないの?」
37 名前: 第十一話
投稿日: 2006/01/14(土) 20:37:30.64 ID:8JbZHXTR0
名無し
ξ゚听)ξ 「DQNが死んだ時,分ったんだけど.
須磨子とショボンが突然,一緒に消えたの.」
(;'A`) 「・・・????」
(;'A`) 「須磨子の目的は?」
名無し
ξ゚听)ξ 「わからない.
私達がこうなる前は,1つになる事だったんだけど.
今は,人に対する強い恨みの念を感じるわ.」
(;'A`) 「こう?」
名無し
ξ゚听)ξ 「体が無く,人には見えないけど自由に動けるの.
人格間で最早,バラバラ.
他の人間とのコミュニケーションは,夢でならとれる.」
(;'A`) 「なんで,恨んでる?」
名無し
ξ゚听)ξ 「須磨子は,ツンと特別仲がいいの.
それで,ツンがあそこまで追い詰められたことに,
腹を立ててるんじゃないかしら?」
('A`) 「・・・.」
38 名前: 第十一話
投稿日: 2006/01/14(土) 20:38:09.26 ID:8JbZHXTR0
名無し
ξ゚听)ξ 「わからないことだらけよね.
ツンから生まれた「アイツ」のせいで,
私にもかなり把握できないところがあるの.
分ったら,教えてあげる.」
('A`) 「名無し,感じ変わったな?」
名無し
ξ゚听)ξ 「そ,そんなことないわよ!
まあ,あんたを見て,変わ(ごにょごにょ.」
(;'A`) 「え・・・,何?」
39 名前: 第十一話
投稿日: 2006/01/14(土) 20:39:37.73 ID:8JbZHXTR0
名無し
ξ゚听)ξ 「・・・.
今日は,ゆっくり休みなさいな.
アイツは,私が抑えておいてあげる.」
('A`) 「アイツ?化け物のこと?」
少女は,頷いた.
('A`) 「ひさしぶりに,ゆっくり休めるのか.
・・・「名無し」が,
いつも襲い掛かってくる「化け物」を
けしかけてるのかと思った.
ごめん.」
名無し
ξ゚听)ξ 「・・・.いいのよ.」
('A`) 「ん?「化け物」の目的はわかる?」
40 名前: 第十一話
投稿日: 2006/01/14(土) 20:40:17.22 ID:8JbZHXTR0
名無し
ξ゚听)ξ 「私達,発言に制限受けてるの.
アイツについて,何故か詳しく言えない.
どうせ,覚えてないんだけど.」
('A`) 「覚えてないのに?」
名無し
ξ゚听)ξ 「頭が弱いんじゃない?
制限してるのはたぶん,アイツなんだろうけど.」
(;'A`) 「・・・?
そういや,
ツンから生まれた「化け物」イコール
俺やブーンの夢に出てきた化け物なのか?」
41 名前: 第十一話
投稿日: 2006/01/14(土) 20:40:53.11 ID:8JbZHXTR0
('A`) 「・・・.
ありがとう.教えてくれて.
・・・「名無し」か.」
名無し
ξ゚听)ξ 「何?」
('A`) 「「なな」って呼んでもいい?
「名無し」じゃあ可哀想だし!」
なな?
ξ///)ξ 「な!?」
(;'A`) 「やっぱり,止めようか.」
42 名前: 第十一話
投稿日: 2006/01/14(土) 20:41:35.97 ID:8JbZHXTR0
なな?
ξ///)ξ 「ちょ,
あんまりに,安易だったから,吃驚しただけよ.
まあ,あんたがそう呼びたいなら,好きにしたら!?」
少女は消えた.
(;'A`) 「あ・・・.」
・・・・・・・・・やめてよ.
・・・・・・・・・・名前もらったら,消えたくなくなっちゃう.
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43 名前: 第十一話
投稿日: 2006/01/14(土) 20:42:29.80 ID:8JbZHXTR0
('A`) 「朝か・・・.」
J( 'ー`)し「ドクオや・・・.」
('A`) 「えーと,たみ婆さん?」
J( 'ー`)し「ファイナル・アンサー?」
(;'A`) 「えっと,谷さんか.」
J( 'ー`)し「退かぬ!!媚びぬ、省みぬ!!
一度出した答えを撤退するとは,ドクオらしくないな.
ドクオに,逃走はないはずなのだーっ!!」
(;'A`) 「俺の部屋の漫画,好きに読んでいいよ.
朝ごはん作るね.」
J( 'ー`)し「リミッター・解除!しとくよ.」
ドクオは,簡単な朝飯を作る.
その間に,叔母さんが来てくれた.
44 名前: 第十一話
投稿日: 2006/01/14(土) 20:43:34.58 ID:8JbZHXTR0
3人でご飯を食べる.
('A`) 「叔母さん,今日もお願いします.」
(‘∀‘) 「わかっているわ.いってらっしゃい.」
ドクオは,ショボンの家にいった.
45 名前: 第十一話
投稿日: 2006/01/14(土) 20:45:49.22 ID:8JbZHXTR0
(;TДT)「どなたなのカー?」
('A`) 「えーと,僕はショボンの友達のドクオです.」
(;TДT)「なんと,坊ちゃまのお友達だったのカー!」
('A`) 「坊ちゃま?」
(;TДT)「私は,執事兼,坊ちゃまの家庭教師をやっております,
オマエ・モカーというのカー?」
(;'A`) 「いや,しらねえよ.」
46 名前: 第十一話
投稿日: 2006/01/14(土) 20:49:52.10 ID:8JbZHXTR0
(;TДT)「すいません.感極まってしまいまして.
わ,わたくしめは,感動しております!
坊ちゃまは,世界一の日本男児になられるお方.
しかし,連れてくるご友人は,日本男児からかけ離れた者たちばかり.
モカーとしては,大変心配だったのです!
今日,やっと,まともなご友人が来てくださったのカー!」
('A`) 「DQNは,そんなに悪い奴じゃありません.」
Σ(;TДT)「なんと!やっぱり,オマエもDQNの仲間なのカー?」
(;'A`) 「ちょ,もういいよ.
ショボンの事で,ご家族に話がしたいのですが.」
(;TДT)「ご家族は,皆ここには居ないのです.」
(;'A`) 「えっ?」
(;TДT)「海外でそれぞれ,お仕事していらっしゃいます.
何か,伝言があるのカー?」
('A`) 「・・・ショボン君は,暫く帰れません.」
47 名前: 第十一話
投稿日: 2006/01/14(土) 20:54:26.98 ID:8JbZHXTR0
('A`) (何も,いえなかった.)
ドクオは携帯をとりだし,ショボンの電話番号にコールした.
出ない.
ドクオは,何をするわけでもなく歩く.
('A`) (どうしよう,学校行く気もないし.)
警察所の前を通りがかった.
とてててて
誰かが走ってくる足音がする.
川???????)「あの,ひょっとして.」
川*’ー’)「ドクオさん?」
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