第八話

134 名前: 第八話 投稿日: 2006/01/11(水) 23:15:59.10 ID:Yhpm0Qms0

第八話 津理子の秘密

( ^ω^) 「・・・.」

ブーンは一人,村のある辺りまで帰ってきた.

( ^ω^) 「花を買うお・・・.
      ツンが,喜びそうな花を.」
( ^ω^) (あそこに花屋があるお.買いに行くお.)
( ^ω^) 「お花下さい.」

(*゚ー゚)  「アラ? アナタハ, ヒルニ アッタ ボウヤネ.」
( ^ω^) 「椎さん!僕は,坊やじゃないお.
      ブーンだお.」 
(*゚ー゚)  「ワカッタワ, ブーンクン.     
      キョウハ, オハナヲ カイニキテ クレタノ?」
( ^ω^) 「そうだお!」

(,,゚Д゚) 「いらっしゃいませだぞ,ゴルァ.」
(*゚ー゚)  「アッ,ギコクン.」
(,,゚Д゚) 「どんな花がいいんだ?」
( ^ω^) 「若い娘が喜びそうな花がいいお.」
(,,゚Д゚) 「彼女にプレゼントか?」

135 名前:
第八話 投稿日: 2006/01/11(水) 23:16:53.84 ID:Yhpm0Qms0

( ^ω^) 「そんなところだお.
      花よく分らないんだお.1000円位で見繕ってほしいお.」
(,,゚Д゚) 「黄色いバラとかどうだ?華やかだぞ?」
(*゚ー゚)  「ギコクン,キイロイ バラノ ハナコトバ, 「シット」 ダヨ?」

( ^ω^) 「こっちのバラ,綺麗だお.」
(,,゚Д゚) 「そいつは,バラじゃないな.トルコギキョウだ.」
( ^ω^) 「バラにそっくりだお!」
(,,゚Д゚) 「最近,作られたらしい.
      棘がないから,扱いやすいってんで受けてる.」
(*゚ー゚)  「トルコギキョウノ, ハナコトバ ハ 「キボウ」 ダヨ.」
( ^ω^) 「希望・・・.」
(*゚ー゚)  「ホカニ,「ユウビ」ッテ イミモ アルヨ」
( ^ω^) 「希望に,優美かお.ツンに似合いそうだお.」

( ????) 「ツン・・・.」

137 名前:
第八話 投稿日: 2006/01/11(水) 23:18:50.86 ID:Yhpm0Qms0

( ^ω^) 「ん?誰だお?」
(*゚ー゚)  「ディオバアチャン?」

(#゚;;-゚) 「ツン,ツン,ツン・・・.」
(,,゚Д゚) 「出井ばあちゃん.
      体悪いのに起きてきたら余計,体調崩すぞ.ゴルァ.」
(#゚;;-゚) 「ボウヤハ, ナンデ ツン ノコトヲ シッテイルノ?」
( ^ω^) 「ツンのこと,知っているのかお!?」
(;,゚Д゚) 「ばあちゃん,この子の知ってるツンとは絶対違う娘だぞ?」
(#゚;;-゚) 「ツン, ナンテ ナマエ ホカニ イナニヨ.
      ヤマムラ ツン ジャナイノカイ?」

140 名前:
第八話 投稿日: 2006/01/11(水) 23:22:48.84 ID:Yhpm0Qms0

( ^ω^) 「そうだお!山村ツンだお!」
(;,゚Д゚) 「はあ?」
(#゚;;-゚) 「アノコナラ,フシギ ジャナイヨ.
      アノコノ コトガ,キキタインジャ ナイカイ?」
( ^ω^) 「聞きたいお!」
(;,゚Д゚) 「ぼうず,ばあちゃんは体が悪いんだ.
      あまり,無理させないでやってくれよ.」

(#゚;;-゚) 「擬古,だまれ.」

141 名前:
第八話 投稿日: 2006/01/11(水) 23:24:33.98 ID:Yhpm0Qms0

Σ(;,゚Д゚)「えっ!?(普通に喋った!?)」
(*゚ー゚)  「ギコ,オバアチャンノ スキニ サセテアゲヨ.」
(#゚;;-゚) 「シイノイウトオリダ.」
(;,゚Д゚) 「お,おう.
      じゃあ,ばあちゃんが言う事,聞き取りにくいだろ?
      俺が間を挟んで,坊主に説明してやるよ.」
(*゚ー゚)  「ジャア,イマニアガッテ.」

ブーン,擬古,椎および出井の四人は,擬古の家の居間に向かう.

145 名前:
第八話 投稿日: 2006/01/11(水) 23:28:43.38 ID:Yhpm0Qms0

(#゚;;-゚) 「ヒガシ・・・.」
(;,゚Д゚) 「ばあちゃん,こっちだ!」

ブーン,擬古および椎は椅子に座った.
出井は,布団に横になる.

(*゚ー゚)  「オチャドウゾ.」
( ^ω^) 「ソウイエバ,マダ ナノッテナ カッタオ.ブーント モウシマスオ.」
(;,゚Д゚) 「伝染んな.よろしく,ブーン.」
(#゚;;-゚) 「ナンデ アンタハ ツン ノ コトヲ シッテイル?」
( ^ω^) 「夢であったお.」
(;,゚Д゚) (大丈夫か,コイツ?)
(#゚;;-゚) 「ソーカイ・・・,ソウイウコトモ アルノカモネ.」

(#゚;;-゚) 「ソレジャア,ハナソウカネエ.」

148 名前:
第八話 投稿日: 2006/01/11(水) 23:34:01.62 ID:Yhpm0Qms0

ここから,擬古は出井の横に座る.
そして,出井の口に耳を近づけた.
そして,出井の言葉を聞き取りやすい言葉でブーンに話した.

(,,゚Д゚) 『山村ツン.あの娘は,いい娘だった.
      他の山村津理子に比べてね.
      (ばあちゃん,ボケてね?)』

擬古は,何故か出井に蹴られた.

150 名前:
第八話 投稿日: 2006/01/11(水) 23:36:01.91 ID:Yhpm0Qms0

( ^ω^) 「他の山村津理子?」
(,,゚Д゚) 『ああ.
      山村津理子は複数いた.体は1つだったけどね.
      いわゆる,多重人格者,ってやつだ.

      多重人格障害,
      これは,強いストレスから自らを守ろうとした結果,
      1つの体に複数の人格が現われる精神的な病なんだよ.』

155 名前:
第八話 投稿日: 2006/01/11(水) 23:43:25.60 ID:Yhpm0Qms0

Σ( ^ω^) 「それは,本当かお?
      多重人格って,よくドラマとかに出てくるやつだお.
      ・・・ツンは,人格の1つだったのかお.」
(,,゚Д゚) 『ああ.』
(;^ω^) 「本当かお.何で,出井ばあちゃんが知ってるんだお?」
(*゚ー゚)  「ディオバアチャンハ,モト「イシャ」ダッタノ.」

(,,゚Д゚) 『当時,医者が少ない上に,こんなド田舎だからね.
      津理子が10歳の時に,私の診療所にやってきた.
      専門は精神科じゃないが,私が受け持ったのさ.』

158 名前:
第八話 投稿日: 2006/01/11(水) 23:48:47.22 ID:Yhpm0Qms0

( ^ω^) 「そうだったのかお.強いストレスってなんだお?」
(,,゚Д゚) 『そうだね.よくあるのは,性的虐待だね.』
(;^ω^) 「!? ツン・・・.
      それはツンもかお?」
(,,゚Д゚) 『・・・本人が言ってたから,恐らくね.
      辛い経験をした時,人は忘れることで自分を守ろうとする.

      でも,忘れられないくらい,酷い体験だったら?
      その時はね,他人に起きたことだと思い込むんだ.

      しかし,酷い体験の記憶は消えてなくならない.
      その時,その記憶を受け持つ新たな人格が必要になる.
      ・・・これが,多重人格になる原因さ.』

160 名前:
第八話 投稿日: 2006/01/11(水) 23:50:00.63 ID:Yhpm0Qms0

(;^ω^) 「よくわからないお.
      けど,他人に酷いことをされて,
      ツンは生まれたのかお?」

(,,゚Д゚) 『・・・.津理子にいた人格について,簡単に説明しようか.
      私の診療所にきたとき,既に人格は4つあった.
      無口な津理子,少女のツン,くたびれた女の印象を与える須磨子.
      そして「名無し」だ.』

162 名前: 以下、名無しに かわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/01/11(水) 23:53:17.29 ID:Yhpm0Qms0

(;^ω^) 「名無し?」
(,,゚Д゚) 『そう.私はあったこと無いが,
      須磨子という人格が言っていた.
      須磨子は,保護人格だ.
      保護人格というのは,
      主に肉体や精神の構造を守ろうとする人格だ.
      須磨子は,人格の統合にも協力的だった.
      しかし,名無しは人格の統合には反発していたらしい.
      (舌噛みそうだな,ゴルァ)』
(;^ω^) 「・・・.」
(;゚ー゚)  「….」

164 名前: 以下、名無しに かわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/01/11(水) 23:54:33.43 ID:Yhpm0Qms0

(,,゚Д゚) 『基本人格の津理子は,酷く内向的だった.
      基本人格は,生まれ持った人格のこと.
      彼女とは,ほとんど話せたことがない.』
(;^ω^) 「・・・(わからん).ツンはどうだったお?」
(,,゚Д゚) 『ツンは,津理子と入れ替わり,主人格となっていた.
      感じは,普段は普通の少女のようだった.
      しかし,ツンには何故か,普通にはない力があった.』
( ^ω^) 「意思と意思を「つなぐ」って奴かお?」
(,,゚Д゚) 『ほう,知ってるのかい.(こいつ等,大丈夫か?)
      そう.
      ツンの人格にだけは何故か,強力なテレパシー能力があった.
      ツンはその力を発するだけで,まるで制御が出来なかった.』

165 名前:
第八話 投稿日: 2006/01/11(水) 23:56:36.41 ID:Yhpm0Qms0

(,,゚Д゚) 『ある日,ツンは私にいった.
      「出井先生,アタシの中の化け物が,どんどん大きくなっていくの.」
      と.』
( ^ω^) 「化け物?」
(,,゚Д゚) 『それはツンにも,須磨子にもよく分らないみたいだった.
      ツンはさらに私に言った.
      「アタシの中の化け物が大きくなるにつれ,
       アタシの力も強くなるみたい.」
      と.』

( ^ω^) 「ツン・・・.」

(,,゚Д゚) 『さて,ここで,私たちの間に起きた,
      さらに忌まわしい事件について話さなければならない.
      聞く勇気は,あるかい?』

( ^ω^) 「もちろんだお!」

202 名前:
第八話 投稿日: 2006/01/12(木) 00:34:21.13 ID:9G0rc2LF0

(#-;;-)  「ソウカイ・・・.ギコ,ココカラハ,ワタシガジブンデハナス.」
(,,゚Д゚) 「えっ,でも.」
(#゚;;-゚) 「いいから.」
(;,゚Д゚) 「あれ????やっぱり,普通に喋れんのかよ.」
(*゚ー゚)  「ごめんね,擬古君.実は私も.」
Σ(;,゚Д゚) 「えーーーーーっ!!!」

(;゚ー゚)  「私たち,一応話そうと思えば普通に話せるの.
      ただ,声帯があまり強くなくて,
      普段はあんな話方してたの.」
(;,゚Д゚) 「いいけど,教えてくれたっていいじゃねえか.」      
(#゚;;-゚) 「擬古,だまれ.」
(,,TДT) 「ひどっ!」
(;゚ー゚)  「ゴメンネ.」

(;^ω^) 「・・・そろそろ話して欲しいお.」
(#゚;;-゚) 「そうだね.」
(;^ω^) 「家族会議中,申し訳ないお.」

203 名前:
第八話 投稿日: 2006/01/12(木) 00:36:03.62 ID:9G0rc2LF0

(#゚;;-゚) 「五十三年前,津理子が23歳の時には,
      ツンの力は村中に知れ渡ってしまった.」
( ^ω^) 「なんでだお?」
(#゚;;-゚) 「ツンの力が強くなったからさ.
      半径20m近くが,彼女の力の範囲になった.」

( ^ω^) 「多重人格のことは広まったのかお.」
(#゚;;-゚) 「いや,ほとんど知るものはいなかった.」
( ^ω^) 「そうなのかお.」

(#゚;;-゚) 「人の心は醜いものを多く含んでる.人の事は言えないがね.
      ツンが外に出ただけで,離婚してしまった夫婦もいた.
自殺してしまった娘もいた.
      ツンは,あの可哀想な娘は,
      自分では何もしていないのに,皆に嫌われていた.
      ツンは家から殆ど出なかった.」
( ^ω^) 「・・・.」

205 名前:
第八話 投稿日: 2006/01/12(木) 00:39:06.37 ID:9G0rc2LF0

(#゚;;-゚) 「その頃から,ツンの代わりに須磨子が出てくる回数 が多くなった.
      須磨子は何故か私には心を開いてくれたが,
      他の人には,ふてぶてしい,嫌な態度をとった.
      
      ・・・ツンは,須磨子に話していたらしい.
      自分に対する,複数の殺意についてね.
      だから,嫌な女をきどり,
      更に他人から自分の体を遠ざけていたのかもしれない.」
( ^ω^) 「・・・.」
(#゚;;-゚) 「ツンの力は,更に強まっていった.
      25歳のとき,半径50m程度の範囲にまで力が届くようになってしまった.

      ツンの力は村の外にまで知れ渡ってしまった.」

(#゚;;-゚) 「そして,地元のテレビ局や,
      大学教授までやってきて超能力実験とやらをはじめた.
      そして,これが破滅への序曲だったのさ・・・.

208 名前:
第八話 投稿日: 2006/01/12(木) 00:43:19.68 ID:xf7Op5p/0

(ここから回想シーン)
---------
テレビ局スタッフ「津理子さんにどれだけ近寄ろうとも,
         何も聞こえません!
         感じません!」
大学教授    「ほら,言ったとおりでしょう.
         超能力なんて,ただのペテンなんです.」

ξ´_ゝ`)ξ   「ふん.
         そうよ,ペテンだったのよ.」

大学教授    「全てはプラズマで証明できるのです!」
テレビ局スタッフ「残念ながら,やはり超能力というのは存在しなかったようです.
         それでは,皆さん.
         また来週,この時間に.」

津理子はテレビ局から解放され,私のところに来た.
私たちは,「超能力実験」とかいう,フザケタ番組に誘われ,出席した.

最近,津理子への風当たりがさらに激しくなっている.
須磨子が津理子として番組に出席し,
能力のない振りをする.
そしたら,村人たちも津理子が能力を失ったと思い,
少しは風当たりが和らぐと思ったんだ.

209 名前:
第八話 投稿日: 2006/01/12(木) 00:44:41.28 ID:xf7Op5p/0

(+゚ー゚)  「スマコ・・・.」
ξ´_ゝ`)ξ「出井先生.これで良かったんですよね.
       ツンとは,屋敷の外では交代しません.
       これで,ツンが嫌な目に会う回数も減りますよね?」
(+゚ー゚)  「タブン.ワタシタチイガイニ,チカラヲ モツノガ 「ツン」ダケッテ シラナイ.
       「ノウリョクガ,ウシナワレタ」トオモッテ クレルンジャナイカナ.」
ξ´_ゝ`)ξ「そっか.良かった.」

(+゚ー゚)  「スマンコ・・・.」  
ξ;´_ゝ`)ξ「えっ・・・?」
(+゚ー゚)  「ナンデモナイ.ソレヨリ, カエリマショ.」

しかし,村人の心は,私たちの思惑以上に 復讐心へと向かってたのさ.

213 名前:
第八話 投稿日: 2006/01/12(木) 00:46:13.59 ID:xf7Op5p/0

村人A   「津理子!
       どういうつもりだ?」
ξ´_ゝ`)ξ「何よ?」
村人B   「お前,能力失ったのかよ?」
ξ´_ゝ`)ξ「そうよ.それがどうかした?」
村人A   「確かに,前みたいに無理やり周りの意識が入ってこねえ.
       ようやく,お前の悪魔の能力も消えたか?
       じゃあ,次はお前が消えろよ.」
ξ´_ゝ`)ξ「はあ?
       あんたらが消えろよ,バーか.」
村人B   「なんだとお!」

(+゚ー゚)  「ヨシナサイヨ.」
村人A   「あ?んだよ・・・.で,出井さん!」
村人B   「わ,出井さん.いたんすか.小さかったから気がつかなかった・・・」

(#゚ー゚)  「誰が,豆粒ドチビよ!」
村人AB   「ぎゃあああああああああーーー!」

私は,村人二人を軽く御仕置きをした.

216 名前:
第八話 投稿日: 2006/01/12(木) 00:48:32.74 ID:xf7Op5p/0

私たちは,山村家へと帰った.
当時の山村家は,もう津理子しかいなかった.
家事手伝いを雇おうにも,津理子を恐れて,誰も寄らなかった.

津理子の部屋と,たまに私が泊めてもらう客室.
その2部屋以外は,荒れ放題だった.
夜,津理子の部屋でお茶を飲もうとした時.

村人たちは,今度は集団で来た.
新しく秘密がばらされなくなったと思ったから,
今までの分,復讐しに来たのね.

村人A   「津理子,出て来い!」
村人B   「てめえ,出井さんがいるからって,安全だと思うなよ!
       こっちは20人いるんだからな.
       どうやら,能力を失ったお前に,勝ち目ないぞ!」
村人C   「でてこい!妹はなあ,不治の病だったんだ.
       それを家族ぐるみで隠してたのに!
       お前が,出井先生のところに来たせいで!
       お前のせいで,妹は自殺したんだ!」
村人Y   「俺なんて,お前の性で 幼女萌え なことがばれ,
       嫁に逃げられたんだからな!」
村人A-X  「えっ・・・.」

村人Y   「あ・・・(TDT).ちっくしょう!出て来い!」

屋敷へ投石が始まった.

224 名前:
第八話 投稿日: 2006/01/12(木) 00:54:34.13 ID:xf7Op5p/0

津理子の部屋は,大体わかっているらしい.
数が集中している.
松明も,投げ込まれた.
幸い,松明の数は少なかったので,すぐ消せた.

ξ´_ゝ`)ξ「・・・醜い.」
(+゚ー゚)  「ゴメンナサイ.コンナコトニナルナンテ.」
ξ´_ゝ`)ξ「どうする,出井先生?」
(+゚ー゚)  「トリアエズ,ウラグチ カラ ニゲマショウ.
       「ゲンカン」クライ, コワシソウナ ケンマク ダシ」

私の思ったとおり,奴らは玄関壊して入ってきたよ.
その暴挙が予想外に早かったから,
ツンの遊び部屋に隠れるよう須磨子に言った.

須磨子が隠れて,すぐに二人の男が来た.

228 名前:
第八話 投稿日: 2006/01/12(木) 00:57:17.17 ID:xf7Op5p/0

村人E   「おい,津理子!
       俺はなあ,お前が通りかかったせいで,仕事に失敗した.
       取引先からも見捨てられ,今じゃ職もねえよ.
       全部,てめえのせいだ!
       出て来い.」

(+゚ー゚)  「ケツノアナノ,チイサナ オトコ ネエ.」

村人E   「出井!てめえ,津理子を何処に隠した!」

(+゚ー゚)  「シリタクバ,アタシヲ タオシテ ゴランナサイナ.」

村人D   「けけけ,出井!庇うんだな?
前から,お前のことはいい女だと思ってたんだ.
       気の済むまで,犯してやるぜ.」

(+゚ー゚)  「ハア? ソンナコトシテ ケイサツニ ダマッテルト オモウノ?」

234 名前:
第八話 投稿日: 2006/01/12(木) 01:03:59.28 ID:xf7Op5p/0

村人E   「警察? ふん.
       今,この村に住んでる警察も含めて,皆がお前らの敵だ!
       なんたって,警察や村長たちは,
       自分らの秘密を握られてると思って,気が気じゃないからな.
       今は無くても,能力があったのは確かなんだからな.」

村人D   「津理子の,能力が復活する可能性だってある.
       だから,能力のない今,面倒のないように死んでもらいたいんだとよ.
       何が起こってももみ消してくれるらしいし,
       ついでに,お前も可愛がってやるぜ.」

(+゚ー゚)  「フーン? イママデ ガマン シテタノハ ナンデ?」

村人E   「今まで,なんで我慢してたのかって?
       能力があるときは,殺そうとするのがばれちまうだろ?
       逃げられた時が面倒だから,中々手を出せなかったのさ.」

(+゚ー゚)  「アッ ソ.」

238 名前:
第八話 投稿日: 2006/01/12(木) 01:04:35.25 ID:xf7Op5p/0

村人E   「お喋りも,そろそろ終わりだ!」

(+゚ー゚)  「ふん.あんた達もね.」

村人Dは私に右手を出して,捕らえようとしてきた.
私は,村人Dの右手を,自分の右手で内側から受ける.
そして,体を左回転させて,
左ひじを村人Dの顎に打ち込んだ.

(+゚ー゚)  「ふふ、これが、ソーク・ガップよ.」

村人Dは後頭部から倒れ,失神した.

244 名前:
第八話 投稿日: 2006/01/12(木) 01:06:32.55 ID:xf7Op5p/0

それを見て,
村人Eは,すぐ逃げ出した!

恐らく,仲間を呼んで来るだろう.
二人しか来なかったのは、
逃げ場を封じるためだったのか?

(+゚ー゚)  「スマコ.モウ シバラク, カクレテテネ.」

ξ;凵G)ξ「うっ,うっ.」

(+゚ー゚)  「ツン!スマコト イレカワッタノ?」

ξ;凵G)ξ「何で,何で私がこんな目にばかり会うの?」
(+゚ー゚)  「ウ!マワリノ オトコタチノ イシキガ・・・!」
ξ;凵G)ξ「もう,いやぁぁぁぁーーーーーーーー!!!」

245 名前:
第八話 投稿日: 2006/01/12(木) 01:07:23.99 ID:xf7Op5p/0

この時は今まで無いくらい,ツンの力が強かった.
周り皆の心が,無理やり私の中に入れられたみたいにね.
苦しかった.
それは,周りの男たちも同じだったみたい.
そして,周りの男たちの苦痛も入ってきて,さらに強くなってきた.

(+゚ー゚)  「ウ・・・! ツン オチツイテ!
       アアッ・・・!」

ツンは部屋を出る.
そこで,私は気を失った.
最後に,ツンの悲鳴が聞こえた気がする.
---------

248 名前:
第八話 投稿日: 2006/01/12(木) 01:10:32.74 ID:xf7Op5p/0

(#゚;;-゚) 「ワタシガ シッテルノハ コレデ ホボ オワリダヨ. ゴホッ,ゴホッ.」
( ^ω^) 「大丈夫かお?」
(,,゚Д゚) 「ばあちゃん,俺がまた話すよ.」
(#゚;;-゚) 「ハナシ スギタ ミタイダ.」

再び,擬古は出井のいうことを,はっきりと言い直しだす.

(,,゚Д゚) 『目を覚ますと,津理子は行方不明になっていた.
      私は捜したが,見つからなかった.
      一年が過ぎた.
      山村家は,住人が行方不明のまま,
      ダムの底に沈むことになった.』

( ^ω^) 「自殺した,という話を聞いたお.」
(,,゚Д゚) 『誰も,探す気が無かったからね.
      自殺したことにされたのさ.
      まだ,私はあの子が,ひょっこり帰ってくる気がするんだ.』
( ^ω^) 「出井おばあさん・・・.」

251 名前:
第八話 投稿日: 2006/01/12(木) 01:12:11.32 ID:xf7Op5p/0

( ^ω^) 「話してくれて,ありがとうだお.」

(,,゚Д゚) 『聞きたいことはないかい?』

(;^ω^) 「・・・.」

(,,゚Д゚) 『てか,話,理解できた?』

(;^ω^) 「・・・!」

(,,゚Д゚) 『・津理子は多重人格者(津理子,ツン,須磨子,名無し)
      ・おそらくツンのみ,超能力者(変異の兆候が見られる)
      ・津理子は51年前に襲われ,行方不明』

( ^ω^) 「わかったお!(たぶん)」

254 名前:
第八話 投稿日: 2006/01/12(木) 01:15:30.23 ID:xf7Op5p/0

(,,゚Д゚) 『・・・ツンは,どうしてた?
夢の中のツンは,私を,この世を恨んでなかったかい?』

( ^ω^) 「まだ,分らない事だらけなんだお.
      ツンは,ブーンを,皆を守ろうとしてくれてるお!
      これだけは,確かだお!」

( ^ω^) (津理子がブーン達を殺そうとしていることは,
      何となく言ってはいけない気がするお.)

( ^ω^) 「謎が解けたら,必ずばあちゃんに報告に来るお!」

「そうかい.」と,出井は少し安心した顔で呟いた.

(,,゚Д゚) 『私は疲れたから,寝るよ.』
( ^ω^) 「お休みだお.」
(*゚ー゚)  「オヤスミ, オバアチャン」

ブーン,擬古および椎は,外に出る.

255 名前:
第八話 投稿日: 2006/01/12(木) 01:16:28.18 ID:xf7Op5p/0

( ^ω^) 「ありがとうございましただお.」
(,,゚Д゚) 「花はまだ要るか?」
( ^ω^) 「やっぱり,やめとくお.
      本当は,墓に供える花が欲しかったんだお.
      でも,ツンはどんな姿でも,生きてるかもしれないお.」
(,,゚Д゚) 「そうか・・・.
      よく,事情はわからねえ.
      解決したらまた来いよ.」
(+゚ー゚)  「マタ, キテネ.」

すっかり,遅くなった.
夕方になっている.

ブーンは,ドクオたちの元に戻るべく
山村ダムへ向かった.





      

・・・・ぴちょん


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