ドクオサイド第二話
208 名前: 1
◆rDvJ0e8dDk 投稿日: 2006/01/14(土) 03:21:40.11 ID:8KNh3NPoO
水曜日
NURUPO当日
ドクオはある所へと向かっていた。
┗('A`;)┓「ハァ…ハァ………」
ダダダダダダ………
ガチャッ……
ゴポポポ…………
('∀`*)「ハァ……………」
Σ('A`;)「あっ……またっ………」
ドクオは極度のストレスによって、身体も精神も極限までも追い詰められていた。
210 名前: 1 ◆rDvJ0e8dDk
投稿日: 2006/01/14(土) 03:29:03.09 ID:8KNh3NPoO
ドクオはフラつきながら便所を後にする。
もう……辞めてしまおうか。
内藤だって既に人気のスター選手だ。
俺との約束なんて忘れてるだろ。
いい加減、ショボンと比べられるのはウンザリなんだよ………
同期ということもあり、ドクオとショボンは何かと比較された。
ショボンはその冷静な口ぶりと試合のギャップで、既にこの番組に溶けこんでいた。
('A`)「(どうせ俺は落ちこぼれだよ……)」
ガッ……
そんな事を考えながら歩くドクオの頭に、何かがぶつかる。
('A`;)「あ、痛っ……」
??「痛いのはコッチだヨガッ」
214 名前: 1 ◆rDvJ0e8dDk
投稿日: 2006/01/14(土) 03:37:41.55 ID:8KNh3NPoO
??「おう、Tha・ルシムどうした?」
Tha・ルシム「ザンギュラ……誰かが俺にブツかったんだヨガッ…………」
これはマズイ。
よりによってNURUPOのタッグ王者『ヨガ・ミッショネルズ』に出会ってしまった。
凶悪なパワーファイトで何人ものレスラーを病院送りにした『ザンギュラ』
ヨガ独自の柔軟性で、有り得ないような関節技を繰り出す『Tha・ルシム』
こんな二人に絡まれるなんて自殺行為だ。
そう思い、俺は方向転換をし逃げ出した。
しかし、その足は途中で前に進まなくなった。
216 名前: 1 ◆rDvJ0e8dDk
投稿日: 2006/01/14(土) 03:46:12.77 ID:8KNh3NPoO
気が付けば、俺の頭を褐色の肌をした手が掴んでいる。
事態が把握できないまま、俺はルシムの手元まで引き寄せられた。
ルシム「おい、何を逃げようとしてるんだヨガッ?」
ザンギュラ「おう、お前人にブツかったら、『ゴメンなさい』くらい言えないのか?」
('A`;)「……………」
ルシム「ザンギュラ…問題はそこじゃないヨガッ」
ザンギュラ「ん?俺がお前のナンを食べたことか?
ゴメンなさい」
何だコイツらは?
219 名前: 1 ◆rDvJ0e8dDk
投稿日: 2006/01/14(土) 03:57:16.34 ID:8KNh3NPoO
ルシム「………それは後でゆっくり話し合うヨガッ。
問題なのは、コイツが試合の予定が無かった俺達にブツカったことヨガッ」
ドクンッ……ドクンッ……
ザンギュラ「あぁ?それのドコが問題なんだよ?」
…トクン……トクン……
ルシム「一週間試合をしないと、体が鈍るヨガー?
そこに、いいオモチャが来てくれたんだヨガ。
せっかくだし、使わなきゃもったいないヨガー?」
ドクン…ドクン…ドクン…
ザンギュラ「なるほどなぁ!! さすがTha・ルシムだぜ!!」
ドクン、ドクン、ドクン、……
ルシム「そうと決まれば、リングまで付いてきてもらうヨガッ」
ドッドッドッドッ………
俺の心臓の鼓動は、これでもかというくらい早く高鳴った。
間違いない。 俺は今、最高に危険な局面に晒されている。
ドクオサイド〜二代目墓堀人誕生〜
第二話━公開処刑━ 完
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