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第七話

108 名前: 1 ◆rDvJ0e8dDk 投稿日: 2006/01/09(月) 12:31:09.95 ID:sEd2mVwRO

僕はトップロープを跳び越え颯爽とリング入りをした。


⊂二二( ^ω^)二⊃ブーーーン!!
スタッ…


対角線上のコーナーでは、既にアネハが準備をしている。
年は僕より上だろうか、肉付きのいい体つきだ、きっと力で攻めてくるタイプだろう。
僕は大方の戦術を頭に浮かべながら、開始の合図を待った。


アル「よしっ、それでは試験試合………」


落ち着け、落ち着け、落ち着け……


アル「開始っ!!!」
カーン!!!!


運命のゴングだ!!!!

112 名前: 1 ◆rDvJ0e8dDk 投稿日: 2006/01/09(月) 12:43:33.98 ID:sEd2mVwRO

時間が少ない、速攻で決める。

長時間の場合は観客のことも考え、ペース配分を巧く考えるのだが、今回は短時間な上に観客もいない。


( ^ω^)「(ちゃっちゃとやって終わらせるお…)」


先に動いたのは僕だった。 ロープの反動を利用し、アネハの足目がけて突っ込んでいく。

自分より体格が良い相手と戦る時は、足を崩しにかかるのが定石だ。
そのセオリーに従い、低空ブーンチョップをかますために、僕は両手を広げた。




それが失敗だった。

113 名前: 1 ◆rDvJ0e8dDk 投稿日: 2006/01/09(月) 12:54:06.46 ID:sEd2mVwRO

アネハ「かかったな!!」

その一声と共にアネハが動いた。

アネハはその体から信じられないような俊敏な動きで、僕の背後へ移動しつつ両脇の下から手を回し、僕の後頭部でガッチリ手を組んだ。
僕は両手を広げたまま頭を下に押しやられ、首に激痛が走る。


( ;゚ω゚)「うわぁぁぁぁぁあああ!!!!」

('A`;)「内藤!!シッカリしろ!!」

(´・ω・`)「(フフフ……
速攻で決め、速攻で相手を落とす『アネハ・ロック』が決まったんだ。
どうやらドクオと仲良く不合格なようだね。)」

114 名前:
1 ◆rDvJ0e8dDk 投稿日: 2006/01/09(月) 13:05:59.90 ID:sEd2mVwRO

( ;゚ω゚)「がぁぁぁぁああっ!!!」


僕は痛みから逃れようと必死でもがいた。
しかしアネハの力が強く、僕が解放される気配はない。


アネハ「フフフ…こんなに簡単に決着がつくとはね………
さぁ、早くタップをするんだよ」


タップというのは手を床など三回叩き、自分の敗北を認めることだ。


ここでタップをすれば、この激痛からは解放される、だけど僕は自分で負けを認めたくなかった。


( ;゚ω゚)「うがぁぁぁぁっ!!!」

アネハ「なっ…コイツっ!!」


僕はタップする代わりに、一層激しく体を揺さぶってやった。
予想もしていない抵抗にアネハ自身も戸惑っている。

ここで負け犬の意地を見せてやるんだ………

116 名前:
1 ◆rDvJ0e8dDk 投稿日: 2006/01/09(月) 13:12:10.60 ID:sEd2mVwRO

だが負け犬にも勝気が見えてきたようだ。

しばらくねばっているうちに、僕はアネハの異変に気付いた。


( ;゚ω゚)「(力が……弱まっているのかお?)」

アネハ「ハァ…ハァ…くそぅっ!!」


渾身の力を込めて絞め上げているようだが、そこに先程のような力はなかった。
ひょっとしてコイツ……………


( ゚ω゚)「(スタミナ不足……かお)」

118 名前:
1 ◆rDvJ0e8dDk 投稿日: 2006/01/09(月) 13:25:42.22 ID:sEd2mVwRO

巨体や体重の重いレスラーは、重い体を動かすために多大な体力を使う。
そのためにスタミナが不足するのも早いのだ。


アネハ「ゼェ…ハァ……ちっ、コイツ…っ…」


( -ω-)「フフフ………」

( ^ω^)「今度は僕の番だお!!」


僕はそう宣言すると共に、勢いよく体を前に倒す。
それと同時にアネハロックも外れ、アネハは驚愕の表情を浮かべた。

休まず僕は正面のロープへ走り、反動をつけてアネハに向かった。


ダダダダダ………
⊂二二( ^ω^)「うぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」

僕は伸ばした右手を勢いよくアネハのノドに叩き付けた。
勢いアネハが吹っ飛ぶ。

アネハ「ガハッ……」ドォォンッ………


あぁ、これだ。この気分だ。
僕はまた、ワロスマスクになっているんだ。

119 名前:
1 ◆rDvJ0e8dDk 投稿日: 2006/01/09(月) 13:33:23.36 ID:sEd2mVwRO

('A`)「内藤!! トドメだ!! 決めろぉぉぉ!!!」


遠くでドクオの声が聞こえた気がしたが、僕の耳には届いていなかった。

僕は一歩一歩コーナーポストへと駆け出して行く。
全てがスローモーションのようだ。


一歩、また一歩と僕はトップロープ目指してコーナーを登る。

そして勢いよく


⊂二二二( ^ω^)二二⊃ブーーーーーン!!!!


飛んだ。

そして、そのままアネハの上へと降っていく。


ドォォォォォォンッ!!!!!!!


やっぱりこの世界は最高だ。

第七話━Go★Fight★Win━ 完


122 名前:
1 ◆rDvJ0e8dDk 投稿日: 2006/01/09(月) 13:42:11.64 ID:sEd2mVwRO

内藤ホライゾン

(ブーン)○━●(アネハ・ケンチック)

試合時間 7分54秒
ホライゾンラリアット→ブーンサルトプレス


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